2023-24シーズン終了のご挨拶
「B3 PLAYOFFS FINALS 2023-24」第2戦をもって、鹿児島レブナイズの2023-24シーズンが終了いたしました。
今シーズンの熱い応援に対し、お礼のメッセージをお伝えいたします。
今シーズンは、チーム、フロント共に、大きな成果を残したシーズンとなりました。
念願のB2昇格と、2026-27シーズンからの新B2ライセンス基準の達成です。
レギュラーシーズンは41勝11敗で3位。その後のプレーオフも4連勝して、7年ぶりのB2昇格。前回はBリーグ発足時のB2参入でしたので、勝ち取った、という意味では初のB2昇格となります。
そして『B.革新』により新B2(B.LEAGUE ONE)ライセンス基準の審査対象年となった今シーズンは、フロントスタッフにとっても大きなチャレンジの一年でした。新B2の基準は売上4億、平均入場者数2,400人、アリーナ基準です。そのうち最も難しいと考えていた平均来場者数2,400人をB3リーグ18チーム中唯一達成できた事は、チームのB2昇格と並ぶ快挙だと思います。
これを達成できたのは、2つの大きな”応援”です。
一つ目はオーナー企業のWizをはじめとした約220社のスポンサー企業及び、鹿児島県、鹿児島市による応援です。売上4億に向けて、現状大きな割合を占めるのがスポンサー収入になります。選手の獲得、遠征費用など、このサポートがあることによってチームが成り立っている、これが現実です。
二つ目は、会場に足を運んでいただいたブースターの応援です。2,400人達成に向けて、鹿児島県内に3つしかない2千人以上収容のアリーナで試合を開催できたこと。薩摩川内市の協力にも感謝致します。
鹿児島市内の開催においては、在京企業3社から企業版ふるさと納税をいただき市民無料招待を実施できました。これは無料チケットのバラマキでなく、結果的に売り上げを伴った招待事業になります。この施策により、初めてバスケットを観に来た方がアリーナに足を運んでいただき、プロバスケットボールの魅力とレブナイズブースターの声援に身を置くことで<アリーナの熱狂空間>を体感。その結果リピーター増加=2,400人の達成、となりました。特にホームの西原商会アリーナでの開催時には、3千人を超える試合が11試合もありました。
この入場者数は、単なる数字ではありません。この数字から多くの勝利が生まれたのです。それは選手のコメントにも表れています。その一番端的なコメントが、シーズン終盤のアンソニー・ゲインズ・ジュニア(AJ)選手のコメントでした。『今日も会場は凄い応援だった。まるでコート内に6人目の選手がいるようだった。』
パートナー企業のサポートで招待事業が成立し、初めてアリーナに来た人がリピーターになり、会場が満員になり、その一人一人の声援が選手の背中を押し、勝利を重ね、その結果がB2昇格となったのです。
よって断言できるのは、このB2昇格は、HC、AC、選手、スタッフ、応援してくれた方々全員で勝ち取ったものだということです。全てが繋がった、どれか一つでも欠けたら達成できなかった成果でした。
4か月半後にはB2での戦いが始まります。一つ上のリーグでの戦いということで、また新たな魅力も創出できるのでは、と期待が膨らみます。
一方で一つ上のリーグで戦うということは、1社でも多くの、1人でも多くの応援が必要です。引き続き、応援していただけるようなクラブになるように尽力いたします。
B2昇格時の香川・高松の会場や鹿児島のパブリックビューイングでの沢山の笑顔、涙は忘れられません。
あらためまして、今シーズンの応援、誠にありがとうございました。
株式会社鹿児島レブナイズ 代表取締役社長
有川久志